1歳ちょっとの周夏。親に似て怠け者のようです

さて、これまで里親ということで一月に一回のメールと写真、季節に一回のレポートをもらっておりましたが、気が付いたら一年が経ってしまい、あちらからメールがやってきた「来年はどうすんの？」
ご丁寧にその後また郵送で連絡が来て、振込み先まで書いてあった（笑）

世間ではこの活動も日本でも有名になり、パンダ保護協会では自分のレポートなんかよりはるかに専門的で詳しく、かつカネのありそうな活動をしていらっしゃるし、私設のＨＰでも旅行いっちゃったりとか、公的な機関と提携したりとか・・・ううう。
（なんでこれで悲しむ？）

とはいっても、個人的に始めたきっかけはどさくさとＨＰネタと中国へのご恩返しであるからして、ネタの継続と会社やプライベートで女の子に「きゃ〜かわいい♪」と言ってもらうためには・・・コホン。

ま、それはそれとして里親を継続することにしたのであった。やっぱりパンダはかわいいのである。

今回は会社の休みを一日くっつける形で3泊4日のあわただしい日程であった。

11月1日　中国国際航空にて　成田→上海浦東　留学時代の仲間とのプチ同窓会
11月2日　同じく中国国際航空で　上海虹橋→成都　成都のパンダ繁殖基地と武候祠にいつものお参り
11月3日　他の人が数時間で帰るところを1日かけて臥龍滞在
11月4日　またまた中国国際航空で　成都→成田　やはり直行便ができたことが大きいねえ

で、上海に着きました。今回は夕方についたのでそのまま、留学時代の仲間とあって、今流行りのお店でお食事となりました。ワタクシ、海鮮にめっぽう弱く、これまでカニはできればご遠慮したい人だったのですが、この日食べた上海蟹うまかった〜〜！！あと、僕の大好きな辣子鶏も食べられたし、満足満足。

店長は小此木と言います。とってもいいやつです。ラーメンも焼き鳥もうまいですわ。

で、いつものことで、同じく上海在住の留学仲間、小此木を訪ねることにする。彼は留学後、そのまま上海でお店を開いたのである。以前は漫画喫茶＆居酒屋をやっていたのだが、今は本格的な居酒屋になっている。お店を大々的に宣伝させていただきます！彼のために特に上海在住のかた、よろしくお願いします（笑）・・・・小此木、これでいいか？

さて、ようやく成都です。成都のパンダ繁殖基地は最近急激に知名度があがり、いまや日本人ツアーでは武候祠や杜甫草堂と並ぶ行き先なのではないでしょうか？（ちなみに僕、5回も成都行きながら杜甫草堂行ったことない・・・）

成都のパンダ繁殖基地です。いまや単なるパンダメインの動物園といった塩梅

ここへ普通の交通機関で行くのはかなり面倒です。成都市の北東の端に青龍場という場所があり（昭覚寺でもよい）ここから、繁殖基地経由のミニバスに乗るという感じです。まあ、行きはタクシーで直接行ってもいいかもしれません。市内からでも50元はいかない感じです。帰りは三輪タクシーか黒車（白タク）は待機してますので（青龍場まで8元と言ってた）足は問題ないです。ただ中国語話せないと若干つらいかな？

で、現地に着きますと目の前の看板を・・・おお、結構広いぞ。まずはすぐ横にある博物館に寄りました。
ここではパンダの生態や現在の保護活動について説明してあります。

パンダの標本と内臓、子供もホルマリン漬け。自然博物館以来の衝撃。すぐホルマリン漬けにするな、この国は

結局、目の前にあった、遊覧車（10元）に乗りました。また、イイタイミングで日本人ツアー客がいたので、便乗していくことに。そうすると降りる場所とか話相手に困らないので。

第一村人発見！！

ここは本当に繁殖センターという部分は我々にはあんまり見えないようになっていて、パンダを中心とした動物園という感じです。いくつかのエリアに分かれていて、大人のパンダ、子供のパンダなどと分かれているようです。

次の山にいたパンダ2頭

丁度次のスペースに移動したところで、スタッフの方がリンゴなどを持ってきました。呼ぶとたたたたたっとやってきて、”ちょうだい”をします。目が良くないからかあんまりうまく拾えないのがまたかわいい。

で、今回初めて知った事実なのですが、この上にいるパンダ、名前を嬌子（じゃおず　jiao zi）といいうのですが、このパンダ、四川省で作られているタバコのモデルになっているのです。そのタバコが右側の写真。似てます？

リンゴを大事そうに持っています。まー、かわいい

子供のパンダ。去年生まれた2匹でしょう。

生まれたばかりのパンダをなめてきれいにしています

あとは赤ちゃんの檻に生まれて間もない親子のパンダがいました。さすがに中国人もあわせてすごい人だかりでした。ちなみにこの赤ちゃんにはまだ名前が決まっていないとの事。パンダのお母さんはそれはそれはかいがいしく子の世話をします。

だいたい、ツアーって長く見たい人と流してみたい人が混在していて、スムーズにいかないものですが、ここは特に時間が遅れがちになるようで、ガイドの中国の人、大変そうでした。とにかく誰も先に行こうとしないんだもの。日本でここまでパンダが楽しめるところは少ないですからね。

最後がレッサーパンダです、中国語ではジャイアントパンダの大熊猫に対して小熊猫。元々この2種は同じ種類からの枝分かれになります。
で、あんまり日本では受けのよくないレッサーパンダですが、実際に見てみるとこれもなかなかかわいい。コケティッシュな魅力がありますね。ちなみにここの周りにスズメバチがいたそうで通行禁止になっていたのですが、みんな堂々と通り抜けておりました。

パンダ繁殖センターで普通にパンダを楽しむには十分。ここなら午前中だけ、午後だけでも行けますので、成都観光に取り入れるのはいいと思いました。お土産も臥龍より充実しているし。

晩御飯は陳麻婆豆腐でした。3回目で一番美味しかった。なんでだろう？

さて、次はようやく臥龍と周夏！！