ゴーーーーーール！！！！！！

北海道に来てからなんかしっくりこない、自分が話すことが全部通じるんだ・・・

朝は早く起きてもいわ山に登ろうとしていた。その後時間があったらもうひとつくらいどこか行ってその後サッカーの試合を見る予定にした。
どうせ夜に戻ってくるのでホテルに荷物を預けていこうと思ったら、「朝チェックインされたお客様の荷物はお預かりできません、そちらのコインロッカーにお願いいたします」
頭がまだ日本モードでないので簡単に血がのぼる。
「ただ荷物を置いてもらうだけなのになんでそんなこともできないんですか！」
「あいにく本日いらっしゃるお客様の荷物でいっぱいで・・」
じんしゃんこれでキレる！なんだその言い訳は？そこに置いておけといっているのに場所がないだと？

ま、日本というところはそういう融通の利かないところで・・・
結局駅の荷物預かり所に預けた。
それにしても全国にあるWホテル、、、許せん！！

すすきのまで歩いてそこから市電に乗る。やっぱり僕は電車好きであった（マニアではない）電車の中にもにわ山へのロープウェー割引券があるので運転手さんにはさみを入れてもらう（これで有効になる）。これで数百円は安いらしい。

ところが、ロープウェー乗り場で慌てていたのでこれを出し忘れていたんですね。で、上に行く途中で気が付いて聞いてみると、また「値引きはもうできません」貴様！ほんのちょっとの差じゃないか、どういうことだ？
しょうがないのでまた引っ込む。札幌のイメージがとてつもなく僕の中で悪くなっていく・・・

ついでにいうとロープウェーに乗るときに団体客を待って5分出発が遅れて、またその人数が大量できつくて死にそう・・

でも、あがってみた札幌の景色はとてもすばらしかった。
しかし、はっきりと思う。日本は柔らかい。なんというか北朝鮮、サハリン、長い間住んでいた中国、どこも空気から、地面からすべてが自然がむき出しで僕らに対して厳しく当たっているように見える。日本にいると普段の自然は僕らにやさしく接しているように見える。

ちなみにこの日の昼ご飯も味噌ラーメンである。結構うまかった。

結局なんだかんだで時間がなくなり、直接札幌ドームに向かった。案外近い。
サッカーと多目的球場を同時に実現した札幌ドームはサッカー用の芝が可動式で外に移動できるというのが画期的なスタジアムである。

別に東京がとりわけすごいとか言いたいわけではないのだが、この札幌ドームはすごい！そしてサッカーの試合でこんなに人がいることがもっとすごい！立体的になってきて右の写真で分かるように渡り廊下で中に入るんですよ。なんか未来都市のようだ（貧困なコメント）

スタジアムは緑がまぶしく、とても洗練された感じです。また、非常に感動したのはサポーターです。子供さんからおばあちゃんまでありとあらゆる人が”オラがチーム”を応援しにきているのです。そして応援の一体感と押し付けがましくない態度。少しでもスペースがあくとみんなで詰めて座らせてあげるとか、なによりスタッフがボランティアのおっさん（笑）もぎりもおばちゃんだったし、こういったことは他のスポーツ、都市でも広がっていけばいいなと心から思った。

試合そのものは大荒れ。2-5で大敗。その場でtoto破いたろうかと思った（笑）右の写真はほんのわずかいる相手のFC東京のサポーターで（ちょっとだけぼわっと青いでしょ？）なんか可哀相だった。

外に出て裏側に回ったら、ありました！ここがサッカー用の芝を移動させるところです。野球のときは駐車場に使うようですね。写真だとあんまり感じませんが、きわめて大きいスペースなのです。
で、警備の人にここに芝がくるんですよね？と聞いたら、おお、そうらしいけど誰が考えたんだろうなあ、すげえよなあといっしょに眺める。ってなんか警備してないな、このおじさん（笑）

そう、思ったのはなんかのんびりしていた。東京だと試合後いくら込んでいてもすーっと人が動いていくのだが、ここ札幌ではこんな大勢の人が動く機会もそう多くないからか土地柄なのかなんかのんびり。僕は電車が近いのだ、はよう動いてくれぇ！！

北海道を去る前にいろいろお土産を買おうと思っていたのが（限定品がやたら多い）時間がほとんどなくなってしまい、会社の人に頼まれたイチゴのはいったチョコレートとあといくつか適当に買った。
久しぶりにのる寝台列車の北斗星。乗ってみたら意外に普通の寝台列車だった。僕のイメージしていたのはカシオペア？？
そんでもってずっと利用していたのはロビーカー。一番乗りをしたおかげでずっと座っていた。写真に写っているご家族と仲良くなっていろいろお話させてもらって全然飽きずに旅を締めることができました。

そうこう（走行）しているうちに・・・僕ももうすっかりおやじ・・ま、それはいいとして読みきっていない週刊ベースボールなんぞをだらだら読んでいると一人の女性があっち行ったりこっち行ったり所在無さげ。また違うところに行ったときに例の家族からなんだろうねと聞かれた。どう思う？と聞かれたのでかわいい感じですよね。と答えたら、じゃあ次来たら声かけないとだめだからね、となぜか強制される。

引っ込み思案な僕なので（え、ここはつっこみのところではないです！僕は本当はそうなんだ、そうなんです！）なかなか声をかけられなかったのですが、目の前で体育座りしていてこれはあんまりなので、僕の前の席にどうぞと勧めた。

彼女は看護婦さんなのである。札幌まで出てきていて室蘭まで帰ろうと思って”スーパー北斗”にのろうとして北斗星に乗ってしまったらしい。なんでブルーとレインに乗ってしまうんだ？で、乗ってみたら座席がなくてびっくり！そうこうしているうちにロビー室ぶに来て・・ということらしい。車掌さんも珍しいことで・・と苦笑いをかみ殺しながら清算していた（普通に特急に乗ったときと同じ扱いになってました）

最後にいい出会いが会ってよかった。Yさん、写真のっけちゃったよ〜

おしゃまんべ

最後の朝ご飯は食堂車でいただこうと思っていた。なんと行列・・・それも一人のうさんくさいおっさん（僕もか？）がたくさんいて黙々と食事している〜
かく言う私もカメラを持って写真を撮って・・・もっとうさんくさい。ちなみにこの朝定食（洋食）1600円！

朝になったら早かった。仙台〜上野まではほとんど車窓を見ていた。宇都宮あたりになったら切なくなってきた。いつも旅が終わるときは切なくなる、一人旅、止めようかな・・・うそだね（自分つっこみ）

上野到着！最後、上野〜秋葉原での乗り換えはえらいしんどかった・・・

ようやく終わりました、サハリン。この旅は想像以上にいろいろなことを体験できました。最近の僕のテーマは日本のしてきたことですね。少なくとも僕の歴史観というもの。中国前、中国後、そして今いろいろ見ていることでまた少し変わってきているかもしれない。行ってよかったです・・・

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