今回の旅行記の基本方針：いろんな方がいろんな名所で撮っているのでその写真は他のHPに任せることにしてあまり紹介されていない写真を採用する

僕の悪い癖なんですけど今回もまた直前まで支度をしていなかった。
前日は会社を半休してどないしようかと思い・・・だんだんたかが観光旅行に対して、ろくなものがでないんじゃないのか？最悪拉致されたりして（当局の方すいません・・）とか縁起でもないことを思うようになり、気がついたら東急ハンズのサバイバルコーナーのところで物色している自分が・・
結局それとは別に面白そうと思っていた濾過ストロー（泥水とかが飲めちゃうやつ、うーむ、ドラえもん）なども高すぎるので断念し、買ったのはおかしの山。これは中国一人旅の時の経験で食が合わないときはやっぱりポテチだな、というジャンクフード世代丸出しの発想である。
なんだかんだ言って５日間の旅行とは思えない荷物を積めこんで新幹線に乗りこむ僕である。

北朝鮮チャーター便は名古屋からしか出ないので朝から新幹線の移動である。いきなり出るのがおくれてのぞみの乗るしかなくなり駅員に聞いてみるとがらがら。あら意外。連休の合間は結構すいているのであろうか。ちなみにここで雑誌などを買ったのだが、噂の真相、週刊文春、スコラ（巻頭グラビアが原史奈だったので）・・・どう考えても入管でまずいものばかり（笑）

全然北朝鮮につかないな・・
ということで名古屋空港につきました。待ち合わせ場所にはつわものというかうさんくさい人でいっぱい（笑）すでにリピーターを思われる方もたくさんいてそういう意味（どう言う意味だ？）では安心しましたが、やはり飛行機に乗っていても心配で心配で。
飛行機には詳しくないんですが・・ロシア製であることと、結構やばいということは分かった。中国ではすでに国内線でも使わないような感じのもので正直びびりました。

やはり機内で気になるのはアテンダントさん。それはそれは清楚な感じでいきなりイメージが大幅アップ！！
ただ・・・この説明飛んだ後にやってるんですけど、いいのか？
制服もなかなかピシッとした感じで好感が持てました（帰りの写真はもっときれいだぞ）

機内食です。
意外においしかった。いままで散々他のHPなどで酷評されていたものですが、少なくとも今回は下手な旅行会社のよりも満足できるものでした。
飲み物は主に中国のものを仕入れていましたが、アルコールは朝鮮のものでした。僕はお酒が飲めないので普通にスプライトとか飲んでましたが・・
ただ、漬物とフルーツを一緒にいれるというのがよくわからん

たったの２時間ちょっとでつきました。これが飛行機（TU-１５４Bとあった）↓空港の周りになにも飛行機がなく、手前に幾つか機体があるのだが、整備員もいないので、張りぼてだろうとみんなで結論をだした。（右）到着便の案内にはうちらと中国からのがひとつあるだけ。ちなみに手前は税関。

すぐに北朝鮮側のガイドさん（キムさんとリさん）が案内してくれてバスに乗り込む。日本から一緒に来ているツアコンのパクさんは在日朝鮮の方で、なんちゅうか楽しい人でした。ガイドさんのおかげでずいぶん旅が楽しくなりました。

バスは空港から一直線で市内へと向かいます。まず第一印象は”中国の田舎”と同じ景色という感じでした。これは線路のところですが、多分線路ぞいに歩くのか列車にただ乗りするのかわかりませんが結構人がいました。これなんてまさに中国。

市街に入ると・・やはりそこは中国の田舎町の印象。ただ道が広く、自転車がなく、身なりがきれいな人がおおい。それと建物がみんな白塗りで高い。
人々の様子を見ていると特に変わったものは感じませんでした。

後でいろいろご紹介しますが、路面電車とトロリーバス、地下鉄が市民の足として動いています。あとはみんな歩いていますねえ。

早速バス移動で金日成広場へと向かいます。さすがに広いのですが、天安門と比べてなにか違和感が有る。なんでだろう？？
人が少ない、車が少ない、静かだ・・・
要するに活気がないのです。この違和感は平壌中ついて回りました、人がたくさんいるところでもなにか人間らしさをいうものを感じない。これは僕が見聞きしていた北朝鮮のイメージにそれほど違わないものでした。
ちなみに正面に見える建物は人民大学習堂、向かい合って（写真を撮ったところの反対側）チュチェ思想塔があります。
結婚の記念写真を撮っている人がいますね。やらせかと思ってましたが、確かに結婚後の記念撮影をこういうところで撮るのが一般的なのだそうです。なんといっても式場というものがほとんどない

その後、ホテルに行きました。羊角島ホテル。大同江の中州に作られたこのホテルは４７F建てで・・・・要するに陸の孤島に建つ収容所ですな（笑）
なんでも中国で例えるのは良くないですけど、だいたい地方の都市の３つ星くらいのイメージだと思う。
一応フロントで確認してみたところ・・

単位はウォン（外貨パックントン価格（×60くらいで円）だと思います）かなり高い。我々は40階に泊まりました。流石に40階だけあって景色はものすごいきれいでした。ちなみに47Fには回転レストランがあるそうですが行った人の話しでは全然面白くない（そりゃ40階とそれほど景色は変わらんし）そうで、さらにいつもは回っていないので事前にホテル側に伝えていかないといけないようです（これは他の施設も同様））
ちなみに夜になると辺りは暗い・・・街は流石に明かりがありますが、それでも暗い。街灯がついていないのです。

部屋は普通のホテルの作りでした、、、が、冷房がつかない。暑い暑い暑い暑い！！！
しかし他の部屋もつかないようでした。ただ窓を開ければ涼しい風が入ってくるのでなんとかなりました。あ、ちなみに手すりや網戸がまったくありません。高所恐怖症にはスリル満点のロケーションになってます。

チェックインのあと売店によりました。考えてみればパックントンに替えてないので同室のI君とフロントで換金しました。結論から言うとこの換金は全く意味のないものでした・・・3,000円で丁度ぴったり。使ったのは売店でタバコ買ったのと最後に空港使用税で支払っただけ。結局自国通貨経済が崩壊している（と思われる）北朝鮮では支払いは全部ドルか日本円なのでした。
あ、僕のことをご存知の方でなんでタバコも吸わないのに買ってるんだ？と思われた方。北朝鮮の人への”お土産＝付け届け”です。

食事は平壌駅からさほど遠くない場所にある民族レストランというところへ行きました。食べたのは朝鮮風すき焼きというものでこれがうまいんだなあ。牛肉と松茸と野菜を鍋のようにして食べるというなんとも贅沢なものなのですが、日本人向きの味でみんな満足でした。しかし、僕らの机の人間だけは・・
「やはりこのうまい鍋の締めは」
「雑炊ですよなあ」
ということで勝手にご飯を追加で頼み、雑炊仕立てに仕立てにしてもらって食べる。んまい！！

もう一つビビンバなのですが、北朝鮮式なのでしょうか？だしを注いでくれるのです、それでクッパみたいな感じにして食べる。というかクッパだよな、これじゃ。なんか茶漬けのようでした。
ちなみに飲み物は朝鮮焼酎とビール。このビール、日本のものなのですが、賞味期限を見ると数ヶ月ほど過ぎています。ま、みなさん気にしないで飲んでましたけど。

食事の後は夜の万寿台芸術劇場前の広場に行きました。僕はブロック崩しと呼んでいました。なんか正面がそれっぽいでしょ？ロケーションはとてもきれいでしたが、ここだけ煌煌と電気で彩られている景色と普段の街中の街灯一つない景色は対照的なものでした。ちなみにカップルとかはいないのかと目を皿にして調べましたが一切おらず、9時を過ぎているというのに子供連れの家族が楽しそうに遊んでいる。
かなり不自然な光景だなあと思っていてここを去るときにI君は見ていた。我々が立ち去るのと同時に彼らも”撤収”を始めているのを！！真実はわからんけど、あり得そうな話しではある。

こっちはブロック崩しブロックの右横。でかい噴水だ

初日ですでにくたびれた・・・なんちゅうか忙しい上にだめなことが多すぎる・・・

2日目（5月3日）に続く

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