第四章　うどんっていいよね（政府広報のようだ）

たーらーたーら　たったったぁ〜♪（分かる人だけわかってくれればいいや）

左は温泉の自動販売機。200リットル100円とは・・どうやってもって帰るねん
高松に戻ってくるまでの景色はとても綺麗なものでした

朝は8時半くらいに出ようとしていた。9時から回ろうと・・それで朝食がばっちりついているので早めに作ってもらって食堂で食べる。これがまたおいしい上に量が多くてねえ。おばちゃんから明るく「どんどんたべてね！おかわりもどんどんしてね」とかいわれると申し訳なくて申し訳なくて・・・ご飯以外全部食べた。

会計のところにさぬきうどんストラップを見つけたので思わず買ってしまう。こいつはお茶目だ。
昨日の内に大まかなルートは考えていたのだが、どう考えてもうまく回れない。高松市内に戻ると時間が非常に無駄になる（レンタカーの関係で最後は高松駅に戻るため）しかし初めから西に向かうと回れる店が限定される。

結局高松経由にした。まあ、初日の感触からいって回れる店もそれほど多くないであろうということ、とりあえず行きたい所から回ってという量より質の考え方からである。

それにしてもあれだけ食べても胃にもたれない。。。さぬきうどんってすごいな。

まず向かったのは穴吹製麺所。なんでかというと・・第一目標があたりや（下を参照）でその途中にあったからというそれだけの理由なんだけど（笑）

7軒目　穴吹製麺所・・・どこだ？

この店がまた非常に分かりづらいところにありまして、すんごい大きい通りを右に曲がって、少し小さくなった通りを左に曲がって、片側一車線ぎりぎりの道を右に曲がって・・・わかんなくなる。
この狭い道の途中ですれ違うときにクリーニング屋のおじさんに話しかけられる。どこいくん？といわれたので、穴吹といううどん屋というと3本先の道を右手に行くとあるよ、とのこと。おじさんに言われたようにいち、にぃ・・・お、農道にでた・・・これや（上の写真）

しょうがないので車から降りてお店まで歩いていく。これだという確信は事前調査の写真をみているからであって、そうでなければこれがうどんを食べられるところとどうやったらわかるんだ？建物の上の方には完全に擦り切れた”穴吹製麺所”という文字が。
中に入ってみると狭い店内で奥にはおばちゃんが。とりあえず頼み方がよくわかんなかったが（客は一人だけいた）おばちゃんから聞いてきたのでとりあえず小を頼む。
トッピングとかあるんかいなと思って下を見ると天ぷらが。でもこの天ぷら、いわゆる業務用のやつなんですよね。そのあとその業者の人が現れたので確信。ということでとりあえずパスした。

食べてみる（あ、まただしをかけてしまった・・・）
うまい、確かに美味いが最高レベルには到達せんなあ。麺は比較的やわらか。

7杯目　うどん（小）　100円

食べていると団体さんがやってきた。「秋葉原とかにいそうな」人種が全部で8人くらい。しゃべっている口調、内容から僕と同じ目的の人たちらしい。4駆で乗り付けて、僕より先にどこぞに消えていった、そのまま消えていってくれ。うんちくうるさい。

ちなみに車に乗ってこの景色になったら行きすぎです！

続けて北上、高松市内の中心部近くにあたりやはある。国道10号線沿いにパチンコ屋があり、その裏手に店があるのである。こんな立地条件とってもゴーマンである。自分のもんが売れると思ってない限りこんなむちゃくちゃなところに店建てないよな。

8軒目　あたりや　これもどこだ？右手がそのパチンコ屋

近くに寄ってみるとまだ店がやっていなかった（10時20分から）すでに行列ができていたのだが、この時間がもったいないので、高松市内まで車で移動して一軒こなそうと・・・

9軒目　ちくせい　定休日・・

すごすご戻ってくる。。。戻ってくるとすでに20人くらいの行列になっていた。パソコンもってカタカタやっているのがいる。実況中継でもしとるんかいな？
余談だけど、旅行中にパソコンもって歩くのって楽しいのかなあって思ったりもするんですよね。本当は（自分は我慢できないけど）カメラやビデオカメラも持っていくのはどうかとおもっている。こういうのを使えば使うほど、その場で何かをしているという実感が薄れていくから。ビデオカメラなんてほとんどファインダー覗いちゃって実際の景色なんて全然見てない。それは単なるテレビ番組を表面からなぞっているだけだもんなあ。。。

新人であろうか？朝の挨拶が終わった後みんなで入店。入った順番をみんなで覚えて順番にオーダーする。僕はひやあつ（麺は冷たくてだしがあったかい）を頼んだ。あと横のショーウィンドーからげそ天ぷらを取って食べることにする。

オーダー始まる前に暇つぶしに相席になった青年と話をしていると彼は結構なうどん好きだと分かった。この店が一番好きで、暇があるとこっちに来るらしい（名古屋在住）こういう人がたくさんいるんだろうなあ。

8杯目　ひやあつ（小）＋げそ天ぷら　360円

うどんであるが、これもちゅるちゅる入る系でとてもおいしかった。あと天ぷらね。ボリュームがあってこれもうまい。彼の絶賛ほどではなかったのだが、やっぱり美味かった。

実はその後・・・彼は自転車できていたのだが、今日僕は南西部を回るかも・・といったら僕も行きたいと言い出し、僕も彼の土地勘があったほうがいいし、何より一人旅より二人旅。。。ということで彼もいっしょに旅することになった。名前をI君という。

さし当たってどこに行くかを相談するが、初めは谷川に行こうといっていたらその途中に山越があるのでついでに寄ってしまった。

10軒目　リベンジ山越

着いてみると・・・おお、昨日と全然違う！なんだこの大行列は・・・

初日が平日だったの言うのは大きかったんですねえ。普段はこんなもんだということだ、それも昼時だったし。
駐車場は順番待ち。停めたら停めたで食にありつくのに30分かかった。まあ、ほどよくおなかがこなれたといえばそうなのだが・・・

この日は前日食べることのできなかった天ぷらを・・ああ、かなり減っている。しょうがないのでそのばにあったので一番食べたかったごぼう天にする。食べてみたら非常に”野”の味がした。これはお通じがよくなりそうだ。

9杯目　釜玉（小）＋ごぼう天　240円

貪り食うじんしゃん。この世の幸せを一心に引き受けるよう。

結論から言うと昨日はなにかのまちがいだったと思われる。やっぱり経験値の問題か？？

うんめぇ！！！！

ガードマン（警察だったか？）まで動員されている。ちょっとした観光名所。

次は谷川に向かう。本名谷川（たにかわ）米穀店。米屋がうどんも作っているのである。で、この店のすごいところが営業時間が11時から1時までのわずか2時間！もっとも、本来の業務の片手間にうどんを僕らに食べさせてくれるというスタンスなので至極もっともな話である。

11軒目　谷川米穀店

ここに移動する際に助かったのはI君の記憶。彼が言った事があるので、ほとんど道を迷うことなくさくっと移動できた。到着したのが12時40分過ぎだったことを考えると、彼がいてくれてよかった〜

着いてみたら付近は渋滞で行列ができていた。ここは高松の田舎・・・

先に列に並んでもらおうと思ってI君をおろしたら、反対側からの車からおっちゃんが3人出てきた。僕らがここに路上駐車（悪いことにちょうど橋の上だった）をしていると思い、説教たれてきたのである（完全にこのおっちゃんたち酔っ払っている）
また、I君もよせばいいのに相手をしてしまったからほとんど乱闘一歩手前。
おっちゃんが、おれの知り合いにやくざがいるぞとかほとんどいいがかり状態なので、僕もオヤジの知り合いはやくざだぞ！というとどうもこいつは地元の人間ではないということになり。。。まあ、酔っ払いだったのでごめんなさいで終わったけど。

正味20分ほど経ったところで（1時になったらしっかり列はここまでという看板を出していた）やっと店内に入れる。中はとってもアットホームな雰囲気で好感が持てた。

中はおばちゃんがてきぱきと仕事をこなしており、とりあえず小に卵を頼む。I君からここは生醤油だから絶対に卵だといわれていたのである。

10、11杯目　うどん（小）2杯＋卵　230円

食べ方はいろいろあるのだが、机の上にはしょうゆ（おお、黒い！）、お酢、ねぎ、青唐辛子がある。貧乏性じんしゃんは全部入れてみる（しょうゆとねぎ多め）

あ〜もう、、、、どうしよう！！僕の一番好きな味になっている。。。ま、そういう意味ではうどんを純粋に比較していないんだけど、トータルでは最高にうまい！！
ということで、今までの禁を犯して2杯目突入。とはいってもこんなたくさん食べている僕らを除いては平均2玉くらいは食べているのでは？という勢いだった。

この辛味のあるネギと青唐辛子がたまんない！これが卵とからめあってマイルドになって、それでうどんがずるーーーーっと入っていく。触感の違いと、食感の違い。日本に生まれてよかった・・・
あと、地方の人、これまでごめんなさい。地方にある本当にうまいもんは東京では再現できないという実例を始めて体験させていただきました・・・

ではここまでの費用発表！！

うどんめぐりラストスパート！　

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