僕がサッカーに興味を持ったのはＪリーグが始まるちょっと前くらい。正直なところそんなサッカーに思い入れがあったわけではなくてどちらかというとＪリーグの理念というものに興味を持ち、川渕チェアマンの方に思い入れがあったりしていた（笑）
Ｗ杯はイタリア大会をちょろっと見たくらいからである。ゲストで王さんがでていて、ＮＨＫのアナがしきりに「これを野球に例えるとどうですか？」とお互いつらいトークやなあ（また、王さんが真面目に応えようとするからなおさらつらい）と思っていたのを思い出す。

アメリカ大会の頃からＷ杯に興奮した。しかし日本は出られたわけではなく、実力的にはそれほど差がないと思われたサウジアラビアがベスト１６に入って、なんで日本ってこうも勝負弱いんだ？（例のドーハの悲劇）と思ったものである。

あれから8年。ついに自国でＷ杯が見られるのである。誰も寝不足にならない！
チケット争奪戦は日本向けのは完敗だった。結局三次販売で埼玉のサウジアラビア対カメルーンという世間的にはまったく興味をもたれないであろうカードのみが当たり（しかしその後カメルーンは話題性十分になったけど）だった。

その後、ＷＥＢ達人の友人によって韓国のチケットを獲得！これでようやくＷ杯らしく・・・うん、いいぞいいぞ。準々決勝かぁ、スペイン、ポルトガル、イタリア・・・どこか１つくらいは・・・どこもきやしねえ。
エアチケットから始まってバタバタと決めた。結局3人で行ったのだが、何一つ細かい予定が決まらないという極めてアバウトな旅だった、そもそも誰も韓国語が分からない・・・

ということで、恒例の旅行記に観戦記を加えてお送りいたします（逆か？）

		ルート
日本にて	6月6日（下記）	自宅→埼玉　（一次リーグ対）
第一日	6月21日	成田→ソウル→テグ→ウルサン（準々決勝対）→プサン
第二日（前半）	6月22日	プサン→クワンジュ（準々決勝対）→ソウル
第二日（後半）＆第三日	6月22日、23日	ソウル→成田

で、日本国内で見た唯一の試合です。
6時試合開始だったので、会社を半休しました・・・が、半休できるほど会社を早く出ることができず、一応家には寄れたので、荷物だけ置いて埼玉スタジアムに向かいました。電車に乗っても特にサポーター集団もほとんど見ることもなくスムーズに着いた（だいたい電車ががらがらなのである、試合があるのか不安になった）

球場に到るまではなにもなし。駅前のコンビニ（期間限定だったようですが）以外は本当になにもなく、売店もなく、外国人も多くなく（それはそうだ、サウジアラビアもカメルーンも日本までは来られないだろう）なんかレッズの試合でも見に来ているみたいだ。

試合についたのは結構ぎりぎりでした。スタジアムの周りにもう少しなにかやっているのかと思いましたが、あんまり盛り上がっていませんでした。こんなもんなのか？？

グループＥ

カメルーン　対　サウジアラビア　（埼玉スタジアム2002　6/6　18:00　Kick off）

試合も普通にサッカーの試合だったので特にJリーグとどこが違うのかと言えば・・・各国の選手が入場するところと、国歌と他に・・・うーむ。僕はこの雰囲気を素直に感動できましたが、W杯だから来たという人には退屈なものだったかもしれない。

試合そのものは1-0でカメルーンの勝ち。8-0でドイツがサウジを破っているので得点ラッシュを期待していましたが、カメルーン側が試し試し・・みたいな感じでサッカーをやっていたようで個人技に頼る感じでした（それはそれでやっぱりアフリカ人の身体能力にはため息が出ます）。それにしてもサウジはかなり力に差がある印象でした。おかしいなあ、中東の雄の力ってこんなもんだっただろうか？

雰囲気を楽しむにはいい試合でしたが、やっぱりあんまりこれは！という感じにはなれないなあ。さ、韓国でいい試合を見よう。高校野球も準々決勝が一番面白いというし。

帰りにバスで帰ろうとしたら1時間も誘導を受けた。日本の統制は時に却って効率が悪くなる・・